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2026.04.12

【徹底解説】PYP教育とは?IB教育との違い、特徴、メリット・デメリットを分かりやすく解説!
「子どもの将来のために、どんな教育を選べばいいのだろう?」 グローバル化が進む現代、IB(国際バカロレア)教育に注目が集まっています。中でも、3歳から12歳を対象とした「PYP(Primary Years Programme)」は、子どもの探求心や主体性を育む教育として多くの保護者や教育関係者の関心を集めています。 しかし、「PYP教育って具体的にどんなことをするの?」「IB教育にはいくつか種類があるみたいだけど、PYPと他のプログラム(MYPやDP)はどう違うの?」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。 この記事では、そんな疑問を解消するために、PYP教育の基本からIB教育全体における位置づけ、そして他のIBプログラムとの違いを分かりやすく解説します。PYP教育のメリット・デメリット、そしてそれがお子さんにとって最適な選択肢となり得るのか、判断するための材料を提供します。この記事を読めば、PYP教育への理解が深まり、自信を持って教育選択を進められるはずです。

PYP教育とは?IB(国際バカロレア)初等教育プログラムの基本

PYP教育は、国際的な視野を持つ人材の育成を目指すIB(国際バカロレア)機構が提供する、3歳から12歳の子どもたちを対象とした初等教育プログラムです。子どもたちが自ら問いを立て、探求し、学びを深めることを重視しており、単なる知識の習得に留まらない、全人的な成長を促します。

PYPの対象年齢と教育目標

PYPは「Primary Years Programme(プライマリー・イヤーズ・プログラム)」の略称で、その名の通り、初等教育段階の子どもたちに特化したプログラムです。具体的には、3歳から12歳までの子どもたちを対象としています。このプログラムの最大の目標は、子どもたちが生涯にわたる学習者となるための土台を築くことです。 PYPでは、子どもたちが「探求する人」「知識のある人」「考える人」「コミュニケーションができる人」「信念を持つ人」「心を開く人」「思いやりのある人」「挑戦する人」「バランスの取れた人」「振り返りができる人」といった「IBの学習者像」を目指し、成長することを促します。特に「探究型学習」を重視し、子どもたちが自ら問いを見つけ、主体的に学びを進めることで、知識だけでなく、概念理解、さまざまなスキル、適切な態度、そして行動へと繋がる学びを深めていきます。

PYPの3つの柱:知識、概念、スキル、態度、行動

PYP教育では、子どもたちの学習を支える基盤として、以下の5つの要素を重視しています。これらは互いに連携し、子どもたちの全人的な成長を促す「3つの柱」として機能します。
  • 知識(Knowledge): 単に事実を暗記するだけでなく、世界がどのように機能しているのか、異なる文化や視点が存在することなどを理解し、多様な知識を獲得します。子どもたちは、自分自身や周囲の世界について知ることを通して、探究の基礎を築きます。
  • 概念(Concepts): 特定の情報に限定されず、幅広い分野に応用できる普遍的な考え方を指します。例えば、「変化」「原因」「機能」「視点」「責任」といった概念を通して物事を深く理解し、異なる状況や文脈で知識を関連付けられるようになります。
  • スキル(Skills): 学習を進める上で必要となる具体的な能力です。PYPでは「探求のスキル」「思考のスキル」「コミュニケーションのスキル」「社会性のスキル」「自己管理のスキル」の5つのスキル群を重視し、これらをバランス良く育成することで、子どもたちが自立した学習者となることを目指します。
  • 態度(Attitudes): 学習や人生に対する心の持ち方や姿勢のことです。IBの学習者像にも繋がる「共感」「尊重」「忍耐」「誠実さ」といったポジティブな態度を育むことで、子どもたちは他者と協力し、困難に立ち向かう力を養います。
  • 行動(Action): 学んだ知識やスキル、概念、態度を実生活に応用し、具体的な行動に移すことを指します。探求のプロセスを通じて得た学びを、自分自身や周囲のコミュニティ、さらには世界をより良くするためにどのように活かせるかを考え、実践することを促します。

IB教育とは?4つのプログラムとPYPの位置づけ

IB(国際バカロレア)教育は、グローバル社会で活躍できる人材を育成するために世界中で実践されている国際的な教育プログラムです。ここでは、その根幹をなすIB機構のミッションと、PYPを含む4つの主要プログラムの概要について解説します。

IB機構のミッション

IB(国際バカロレア)機構は、国際的な視野を持ち、探究心と知識、思いやりをもってより良い平和な世界を築くことに貢献する人材を育成することをミッションとしています。このミッションに基づき、IB教育は年齢や文化、背景の異なる子どもたちが、国際的な視点から物事を考え、自ら学び続ける力を育むことを目指しています。

IBの4つのプログラム(PYP, MYP, DP, CP)の概要

IB教育は、学習者の発達段階に合わせて4つのプログラムを提供しており、PYPはその中でも最も基礎となる初等教育プログラムです。
  • PYP(Primary Years Programme):初等教育プログラム
    • 対象年齢: 3歳~12歳
    • 概要: 探究に基づいた学習を通して、子どもたちの好奇心や探求心、主体性を育みます。知識の習得だけでなく、概念理解やスキル、態度、行動を重視し、グローバルな視点と責任感を養います。
  • MYP(Middle Years Programme):中等教育プログラム
    • 対象年齢: 11歳~16歳
    • 概要: PYPで培った探究心をさらに発展させ、各教科の知識を横断的に結びつけながら、現実世界の問題解決に取り組む力を育成します。批判的思考力や創造性を高めることを目指します。
  • DP(Diploma Programme):ディプロマ・プログラム
    • 対象年齢: 16歳~19歳
    • 概要: 大学進学を目的とした、国際的に認められている大学入学資格プログラムです。高度な学術内容に加え、論文執筆や課外活動を通じて、深い思考力と探究心を養います。
  • CP(Career-related Programme):キャリア関連プログラム
    • 対象年齢: 16歳~19歳
    • 概要: 職業に直結する専門的な学習と、IB教育の原理を組み合わせたプログラムです。実践的なスキルとIBの学習者像を兼ね備えた人材の育成を目指します。
これらのプログラムは、それぞれ独立しているだけでなく、連続した教育(IB Continuum)として提供されており、子どもたちが一貫した教育理念のもとで成長できるよう設計されています。

PYP教育と他のIBプログラム(MYP, DP)との違いを徹底比較

IB教育は、初等教育から高等教育まで一貫した教育プログラムを提供しており、それぞれ対象年齢や学習内容、評価方法が異なります。ここでは、PYP(Primary Years Programme)と、その後の段階であるMYP(Middle Years Programme)、DP(Diploma Programme)との違いを詳しく比較し、お子さんの成長段階に応じた最適な教育選択の判断材料を提供します。

対象年齢と学習内容の違い

IBの各プログラムは、子どもの発達段階に合わせて設計されています。PYPは3歳から12歳までの初等教育段階を対象とし、好奇心や探求心を刺激する「超教科的テーマ」に基づく探究学習が中心です。一方、MYPは11歳から16歳の中等教育段階を対象とし、各教科の学習を深めつつ、教科横断的な視点やグローバルな文脈での学習を重視します。そして、DPは16歳から19歳の高等教育段階を対象とし、大学進学を視野に入れた専門性の高い学習と、論理的思考力や批判的思考力を養うアカデミックな内容が特徴です。

カリキュラムの焦点と学習アプローチ

PYPでは、概念理解を重視し、「探究のサイクル」を通じて子どもたちが自ら問いを立て、解決策を探る学習アプローチを取ります。これにより、知識の習得だけでなく、その知識をどう活用するかを学びます。MYPでは、「グローバルコンテキスト」と呼ばれる6つのテーマに基づいて学習を進め、現実世界の問題と教科内容を結びつけます。また、「サービス学習」を通じて地域社会への貢献も促されます。DPでは、高度な専門科目に加え、「知の理論(Theory of Knowledge: TOK)」で知識の本質を探求し、「課題論文(Extended Essay: EE)」で独立した研究を行い、「創造性・活動・奉仕(Creativity, Activity, Service: CAS)」で課外活動に取り組みます。

評価方法と卒業要件

各プログラムの評価方法も大きく異なります。PYPでは、学習の集大成として「PYPエキシビション」を行い、子どもたちが自ら選んだテーマについて探究した成果を発表します。これは外部試験ではなく、学校内での継続的な評価が中心です。MYPでは、各教科の学習目標に対する達成度を評価し、最終学年では「パーソナルプロジェクト」と呼ばれる個人研究の成果を発表します。DPは、国際バカロレア機構が実施する統一試験が評価の中心となり、知の理論、課題論文、CASの要件も満たすことで、国際的に通用するディプロマ(大学入学資格)が授与されます。

IBの学習者像(Learner Profile)との関連性

「IBの学習者像(Learner Profile)」は、IB教育の根幹をなすものであり、PYP、MYP、DPのすべてのプログラムを通じて一貫して育成されることを目指す10の資質(探求する人、知識のある人、考える人、コミュニケーションをとる人、原理ある人、心を開く人、思いやりのある人、挑戦する人、バランスの取れた人、振り返る人)を指します。PYPでは、これらの資質を遊びや探究活動の中で自然に育み、MYPではより意識的に学習活動に組み込み、DPでは学術的な追求や社会貢献活動を通じて、これらの資質を深化させ、複合的に発揮することを目指します。学習者像は、各プログラムにおける教育目標の共通基盤となり、生涯にわたる学習の土台を築きます。
特徴 PYP (3-12歳) MYP (11-16歳) DP (16-19歳)
対象年齢 3歳~12歳(初等教育) 11歳~16歳(中等教育) 16歳~19歳(高等教育)
学習内容の焦点 超教科的探究、概念理解、探求心 教科横断型学習、グローバルコンテキスト、社会貢献 専門分野学習、アカデミックな探求、批判的思考
学習アプローチ 探究のサイクル、遊びを通じた学び 概念的理解、サービス学習、プロジェクト学習 知の理論(TOK)、課題論文(EE)、CAS(創造性・活動・奉仕)
主な評価方法 継続的評価、PYPエキシビション 継続的評価、パーソナルプロジェクト 統一試験(外部評価)、課題論文、TOKエッセイ
修了要件 PYPエキシビションの実施、学習者像の育成 パーソナルプロジェクトの完了、学習者像の育成 統一試験、EE、TOK、CASの要件達成でディプロマ取得
学習者像との関連 遊びや日常活動を通じて資質の基礎を育む 学科横断的な学習で資質を意識的に活用・深化する 高度な学術・社会活動を通じて資質を統合・発揮する

PYP教育の具体的な特徴と学習アプローチ

PYP教育は、単に知識を詰め込むのではなく、子どもたちが自ら問いを立て、探求し、行動する力を育むことを重視しています。ここでは、その具体的な特徴と学習アプローチについて深掘りしていきます。

6つの超教科的テーマによる探究型学習

PYPの学習の核となるのが「6つの超教科的テーマ」です。これは、特定の教科の枠を超えて、子どもたちが世界を理解するための大きな視点を提供するもので、探究のプロセスを通じて深い学びへと導きます。 これらのテーマは以下の通りです。
  • 私たちは誰なのか (Who we are)
    • 自己認識、人間関係、価値観、文化、健康的なライフスタイルなど、個人としてのアイデンティティや他者との関わりを探求します。
  • 私たちはどのような時代と場所にいるのか (Where we are in place and time)
    • 個人的な歴史、地理、探検、文明、時間と空間における人間の位置づけについて学びます。
  • 私たちはどのように自分を表現するか (How we express ourselves)
    • 芸術、言語、文化、創造性を通じて、思考、感情、信念、価値観を表現する方法を探求します。
  • 世界はどのように機能しているのか (How the world works)
    • 自然界と科学技術の原則、人間と環境の相互作用、科学的発見の影響などを探ります。
  • 私たちはどのように組織されるか (How we organize ourselves)
    • 社会の仕組み、意思決定、経済活動、政府、教育、コミュニティなど、人間が社会を形成する方法を理解します。
  • 地球と資源を分かち合うこと (Sharing the planet)
    • 資源の分配、平和と紛争、環境問題、権利と責任など、地球上の生命が直面する課題と解決策について考えます。
子どもたちはこれらのテーマに沿って、例えば「水はどこから来て、どこへ行くのだろう?」といった問いから、科学、地理、社会、環境問題など複数の教科領域にまたがる探究活動を行います。これにより、知識がバラバラではなく、相互に関連していることを実感しながら、深い理解へと繋げていくのです。

概念理解を深める学習

PYPでは、単なる事実の暗記ではなく、「なぜそうなるのか」「どのように機能するのか」といった概念的な理解を重視します。例えば、水の循環を学ぶ際も、単に「蒸発して雲になり雨が降る」という事実を覚えるだけでなく、「変化」「つながり」「責任」といった概念を通して、地球上の水の動きとその影響、そして私たち人間の役割までを深く考察します。具体的な実験や観察を通じて抽象的な概念を構築していくことで、子どもたちは学んだ知識を様々な状況に応用できる力を身につけていきます。

IBの学習者像(Learner Profile)を育む

IB教育の根底には、国際的な視野を持ち、より良い世界を築くことに貢献できる人材を育成するという共通の目標があります。そのために、PYPでは「IBの学習者像(Learner Profile)」と呼ばれる10の資質を日々の学習活動の中で育んでいきます。 これらの資質は以下の通りです。
  • **探究する人 (Inquirers)**:知的好奇心をもち、探求と発見の喜びを育みます。
  • **知識のある人 (Knowledgeable)**:概念を理解し、様々な分野の知識を探求します。
  • **考える人 (Thinkers)**:批判的かつ創造的に考え、複雑な問題を解決します。
  • **コミュニケーションができる人 (Communicators)**:多様な方法で効果的に考えを表現し、他者と協力します。
  • **原理のある人 (Principled)**:誠実さ、公正さ、他者への敬意をもって行動します。
  • **心を開く人 (Open-minded)**:多様な文化や価値観を尊重し、異なる視点を受け入れます。
  • **思いやりのある人 (Caring)**:共感と慈悲の心を持ち、他者のニーズに応えます。
  • **挑戦する人 (Risk-takers)**:不確実な状況でも新しいアイデアや役割に挑戦します。
  • **バランスの取れた人 (Balanced)**:知性、感情、身体のバランスを意識し、健康的な生活を送ります。
  • **振り返りができる人 (Reflective)**:自分の学習や経験を振り返り、将来の学びや行動に活かします。
例えば、グループワークで意見が対立した際に、自分の意見だけでなく相手の意見にも耳を傾けることは「心を開く人」の資質を育みます。また、新しい課題に積極的に挑戦し、失敗を恐れずに試行錯誤する姿勢は「挑戦する人」に繋がります。PYPでは、これらの資質が単なるスローガンではなく、子どもたちの行動や学習態度の中に具体的に現れるよう、教師が意図的に働きかけ、評価の対象ともしています。

アクション(Action)の重要性

PYPにおいて「アクション」とは、学んだ知識や概念を現実世界でどのように活かし、社会に貢献する行動へと繋げるかということを意味します。探究活動を通じて得た学びを「自分ごと」として捉え、具体的な行動を起こすことが重視されます。例えば、「水資源の保護」について学んだ子どもたちが、学校で節水を呼びかけるポスターを作成したり、家庭で水を大切にする工夫を実践したりすることもアクションの一つです。このアクションは、教師から指示されるものではなく、子どもたち自身が「何ができるか」を考え、主体的に計画し実行するものです。これにより、子どもたちは学びが実社会と繋がっていることを実感し、社会の一員としての責任感や貢献意識を育むことができます。

PYP教育のメリット・デメリット

PYP教育は子どもの成長に多くの恩恵をもたらしますが、同時に検討すべき課題も存在します。ここでは、PYP教育がもたらすメリットと、注意すべきデメリットについて詳しく見ていきましょう。

PYP教育のメリット

PYP教育は、子どもたちが主体的に学び、グローバル社会で活躍するための多様な能力を育むことを目指しています。主なメリットは以下の通りです。
  • グローバルな視点と異文化理解の促進 PYPでは、世界中の様々な文化や社会問題に触れる機会が多く、幼い頃から多様な価値観を理解し、尊重する心が育まれます。これにより、国際的な視野を持ち、地球市民としての自覚を養うことができます。
  • 探求心と主体性の育成 「探究のサイクル」を通じて、子どもたちは自ら疑問を見つけ、情報を収集し、解決策を考えるプロセスを経験します。教師は知識を一方的に教えるのではなく、学びを導くファシリテーターとしての役割を担うため、子どもたちは主体的に学ぶ姿勢を身につけていきます。
  • 概念理解の深化とクリティカルシンキング能力の向上 単なる知識の暗記ではなく、「なぜそうなるのか」「どのように機能するのか」といった概念的な理解を重視します。これにより、物事を多角的に捉え、批判的思考力(クリティカルシンキング)を養うことができます。
  • コミュニケーション能力と協調性の向上 グループワークやプレゼンテーションが多く取り入れられているため、自分の意見を明確に伝え、他者の意見を尊重しながら協力して課題に取り組む力が育まれます。
  • 国際的な進学・キャリアへの繋がり IBプログラムは国際的に高く評価されており、PYPからMYP、DPへと進むことで、海外の大学への進学や将来的な国際的なキャリア形成において有利に働く可能性があります。

PYP教育のデメリット

PYP教育には多くの魅力がありますが、導入を検討する際にはいくつかのデメリットや課題も理解しておくことが重要です。
  • 日本の公教育への移行期の課題 PYP教育は日本の学習指導要領とは異なるアプローチを取るため、途中で日本の公立小学校へ転入する際に、学習内容や学習方法のギャップに戸惑う可能性があります。特に、特定の教科の知識習得や定期的なテスト形式への適応に時間がかかる場合があります。
  • 学習内容の深さへの懸念 探求型学習は幅広いテーマを扱いますが、特定の教科における体系的な知識の深掘りが不足していると感じる保護者もいるかもしれません。個々の知識の定着度合いは、子どもの特性や学校の指導方針によって差が出やすい側面があります。
  • 保護者の積極的な理解と関わりの必要性 PYP教育は、家庭での学習への関わり方も重視します。保護者が教育理念を理解し、子どもたちの探究活動をサポートする姿勢が求められるため、学校との連携や情報共有が不可欠となります。
  • 認定校ごとの質のばらつき IB認定校であっても、学校ごとの指導体制や教師の経験、設備などによって教育の質にばらつきが生じる可能性があります。学校選びの際には、教育内容や実績を十分に確認することが重要です。
  • 費用面での負担(特にインターナショナルスクールの場合) PYPを導入しているインターナショナルスクールの場合、学費が日本の公立学校や私立学校と比較して高額になる傾向があります。教育の質に見合う費用ではありますが、家庭の経済状況を考慮した上で検討する必要があります。

PYP教育が向いている子ども・家庭

PYP教育は、すべての子どもに素晴らしい学びの機会を提供しますが、特にその特性と相性の良い子どもや家庭が存在します。ここでは、PYP教育の環境で能力を最大限に発揮できる子どもの特徴と、保護者がPYP教育にどのような期待を寄せられるのかについて解説します。

どんな子どもがPYP教育で輝けるか

PYP教育は、子どもの探究心や主体性を重んじるプログラムです。そのため、以下のような特性を持つ子どもは、PYPの環境で特に輝かしい成長を見せるでしょう。
  • 好奇心旺盛で探求心が強い子ども: 「なぜ?」「どうして?」といった疑問を抱き、自ら答えを見つけようとすることを楽しむ子どもは、PYPの探究型学習に自然と没頭できます。
  • 自律的な学びを好む子ども: 指示されるのを待つだけでなく、自分の興味に基づいて主体的に学習を進めたいと考える子どもにとって、PYPは理想的な環境です。
  • 協調性があり、他者との交流を楽しむ子ども: グループワークや共同での探究活動が多いため、多様な意見を尊重し、協力して物事を進めることに喜びを感じる子どもに適しています。
  • 多様な文化や価値観に興味がある子ども: 国際的な視点や異文化理解を重視するPYPは、グローバルな視野を広げたいと願う子どもにとって刺激的な学びの場となります。

保護者がPYP教育に期待できること

PYP教育を選択する保護者は、子どもの将来に対し、以下のような成長や能力開発を期待できるでしょう。
  • グローバルな視点と異文化理解: 多様な背景を持つ友人と交流し、国際的なテーマを探究することで、広い視野と異文化への理解を深めることができます。
  • 主体性と問題解決能力: 自ら問いを立て、解決策を探るプロセスを通じて、主体的に学び、複雑な問題に対処する能力を養います。
  • コミュニケーション能力と協働性: グループでの探究活動や発表を通じて、効果的なコミュニケーションスキルと他者と協力する力を身につけます。
  • 自己肯定感の向上: 自分の意見が尊重され、成功体験を積み重ねることで、自信を持ち、自己肯定感を高めることができます。
  • 深い概念理解: 単なる知識の暗記ではなく、物事の本質を深く理解する力を育み、応用力や思考力を高めます。

PYP教育を検討する際のポイント

PYP教育は、お子様の探求心や主体性を育む素晴らしいプログラムですが、導入を検討する際にはいくつかの重要なポイントがあります。ここでは、学校選びから保護者の関わり方、そして費用面まで、具体的な検討材料をご紹介します。

学校選びの注意点

PYP教育はお子様の成長に大きな影響を与えるため、学校選びは非常に重要です。以下の点を参考に、ご家庭の価値観に合った学校を見つけましょう。
  • IB認定校であるかを確認する: PYPプログラムを提供しているすべての学校がIB(国際バカロレア)機構から認定を受けているわけではありません。必ずIBの公式サイトで認定校であることを確認しましょう。認定校は、IBの厳しい基準を満たしているため、質の高いプログラムが期待できます。
  • 学校の教育方針と家庭の価値観の一致: PYPは探究型学習を重視しますが、学校ごとにその具体的なアプローチや重点は異なります。学校説明会やオープンデイに参加し、学校の教育哲学や理念がご家庭の教育観と合致するかどうかを確認しましょう。
  • 教師の質と経験: PYP教育においては、教師の役割が非常に重要です。探究を導き、子どもの興味を引き出す経験豊富な教師がいるかどうかも、見学の際に注目すべき点です。
  • 学校の文化と環境: 多様なバックグラウンドを持つ子どもたちが集まるPYP校では、学校の文化や多文化への対応も重要です。実際に足を運び、子どもたちが安心して学べる環境か、活発な交流が行われているかを確認しましょう。
  • オープンデイや学校見学の活用: ウェブサイトの情報だけでなく、実際に学校を訪問し、授業風景や子どもたちの様子を直接見ることで、より具体的なイメージを掴むことができます。疑問点があれば積極的に質問しましょう。

保護者の関わり方

PYP教育では、学校と家庭が連携し、子どもたちの学びを多角的にサポートすることが不可欠です。家庭でも探究的な視点を持ち、子どもたちの「なぜ?」という問いに耳を傾け、一緒に考える姿勢を持つことが推奨されます。学校が開催するワークショップや保護者会に積極的に参加し、PYPの教育哲学への理解を深めることで、お子様の学びをより効果的にサポートできるでしょう。

費用について

PYP教育を提供する学校の多くは、インターナショナルスクールや私立校であり、日本の公立学校と比較して学費が高額になる傾向があります。年間数百万円に及ぶことも珍しくないため、授業料の他に、入学金、施設費、教材費、課外活動費、スクールバス代など、諸経費を含めた総額を事前に確認することが重要です。学校によっては奨学金制度を設けている場合もあるため、必要であれば問い合わせてみましょう。長期的な視点で教育費の計画を立てることをおすすめします。

まとめ:PYP教育で子どもの可能性を最大限に引き出す

この記事では、「子どもの将来のために、どんな教育を選べばいいのだろう?」という保護者の皆様の疑問に対し、PYP教育の全貌を徹底解説してきました。PYP(Primary Years Programme)が、国際バカロレア(IB)機構が提供する3歳から12歳を対象とした初等教育プログラムであり、探求心や主体性、グローバルな視点を育むことを目的としていることをご理解いただけたのではないでしょうか。 IB教育全体におけるPYPの位置づけから、MYP(Middle Years Programme)やDP(Diploma Programme)といった他のIBプログラムとの具体的な違い、さらには「6つの超教科的テーマ」や「IBの学習者像」といったPYP独自の学習アプローチまで、多角的に解説しました。また、PYP教育のメリット・デメリットを冷静に比較し、どのような子どもや家庭に適しているかについても考察しました。 PYP教育は、単に知識を詰め込むのではなく、子どもたちが自ら問いを立て、探求し、行動することで、生涯にわたる学習者としての基盤を築きます。この記事を通じて、PYP教育への理解が深まり、お子さんの教育選択において自信を持って最適な道を選び取るための貴重な材料となれば幸いです。

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